ライフスケッチスクエア リニューアル

Category Archive: Music / Movie

定禅寺ジャズフェス07

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仙台、秋の風物詩「定禅寺ストリートジャズフェスティバル」が今年も開催されました。

なんと今年で17回目なそうです。スゴい!
毎年参加者が多くて選考が大変見たですが…繁盛で何よりです。アマチュアだけではなく、いい感じの有名なアーティストが来るのも人気の1つかと…去年(’06)は、アンジェラ アキ、i-dep、タケカワユキヒデ、今年(’07)は、タテタカコなど。勿論著名なジャズミュージシャンも来仙してフェスを盛り上げています。

今年は、前日まで台風がスゴくて大丈夫?と思ってましたが、台風一過で夏みたいな晴天!確かにビールが良く出る!定禅寺通りの飲食店は、売り上げよい感じみたいです。個人的には、家から近いにも関わらずテレビでジャズフェスを鑑賞。ま、それも楽しみ方の1つです。どっちかと言うと、「皆さんに、楽しんでもらえるように…」な立場なので、それで良し!

今年も沢山の人が楽しんだでしょう!

       

ビョークとUA

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私、ビョーク歴は約10年、UA歴は約12年になります。ビョークをリアルタイムで聞き始めたのが「ホモジェニック」で、UAは「11」からです。

「ホモジェニック」を発表した97年、既にビョークは誰もが認めるアーティストで、今となっては90年代を象徴するアーティスト。「11」を発表した95年、UAはブレイクしたてで世間浸透していった頃でした。双方とも皆が認めるアーティストで、本能に従い常に進化する事を恐れない…真のアーティストです。

その軌跡は共通するものがあります。
両アーティストともに、自分のやりたい事はとことんやる。やりきってからまた原点にもどる、螺旋を描いています。ビョークで言ったら「ホモジェニック」以降の「ヴァスパタイン」「メダラ」。UAで言ったら「ターボ」以降の「泥棒」〜「Breathe」。
私が思うに、ビョーク「ホモジェニック」とUA「ターボ」でリスナーが抱いている範囲内でのやりたい事は終わり、それ以降はアーティスト本人がアート表現で追い求めたい姿勢を全面に出した時期かと…

そのスタートとして位置付けされるのが、ビョーク「ヴァスパタイン」とUA「泥棒」では無いでしょうか?多分皆さんも、この2枚を聴いた時、「何か新しい事が動き出した」と思われた人も多数いるでしょう。UAの「閃光」を聴いた時は、やっぱりUAスゴいと思ったし(この頃から自分で作曲)、ビョークもこれまでの路線をシフトチェンジしたな〜と思いました。

多分、これ以降の作品は両方ともセールス的には必ずしも成功しては無いと思いますが、まぁ〜しょうがない現象です。色々あって2007年、ビョークとUAは揃って、原点回帰的なアルバムをリリースしました。

ビョーク「VOLTA」、UA「GOLDEN GREEN」どちらも、アーティストとしての表現を追い求めたいと言う財産を感じさせる内容です。

       

スクリーミング・マスターピース

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久しぶりに「これは見たい!」と思った海外の映画です。「スクリーミング・マスターピース」これは、アイスランドの現代の音楽事情ドキュメンタリー?的な映画です。(多分)

ここ10数年、ロック・エレクトロミュージック界においてアイスランド出身のアーティストが及ぼした影響は計り知れな物があります。「シュガーキューブスを皮切りに→ビョーク→シガーロス→ムーム…」と,いずれも各ムーブメントを作り上げたアーティスト達です。アイスランドの情報としてビックリなのが、人口がわずか30万人。その中で音楽学校が90校もあり、オーケストラは400、DJも沢山いるそうです。

ふと人口30万人って、日本で言ったらちょっとした地方都市。私の地元、盛岡とちょうど同じくらいです。ウィキペディアで調べたら人口…盛岡(299,776人)ーアイスランド(299,404人)=372人です。ほんとちょうどです。

アイスランドの面積が103,000km²で盛岡の面積が886.470km²。これって結構みんな顔見知りって事ですよね?同世代で見るとほんとみんな知った顔ってこと…これは大変だ!そんな意外と小さな国から沢山の才能が出ているとても興味深いアイスランド。

名前が涼しげにで夏にもってこいです。仙台では10月からロードショーみたいです。楽しみ!


       

アンビエントサマー

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フジロック開催中ですが!アンビエントと言ったら夏の夜の音楽です。僕がアンビエントと言う音楽を初めて知ったのは今から約10年位前の事です。ちょうど色んな音楽を聞き始めた頃で、アンビエントもその1つでした。

初めて聞いたのはAphex Twinの「Selected Ambient Works, Vol. 2」でした。とても良いアルバムを始めに聞いたなぁ〜と今でも思っています。リズムがないだけで、こんなにも世界が広がるんだろうか!と気づかされたアルバムでした。攻撃的なAphex Twinも魅力的ですが、スローなAphex Twinも好き。「Drukqs」Disk1#9の「Avril 14th」がとても好きです。YouTubeで検索したら誰かが「Avril 14th」のギターverが有りました(弾き人知らず)。オリジナルはコチラ

ブライアン・イーノもステキなアーティストですね。「by this river」も最高なんでがこの「ミュージック・フォー・エアポーツ」環境音楽と言ったらこのアルバム!的な感じでアイコン化してますね。持ってはいませんが、CDとして所有したい一枚。

そして、3枚目は今年の3月にリリースされたFennesz / Sakamotoの「cendre」このアルバムからはマイナスイオンが出てます!深い森の中にいる様な錯覚も覚えました。しっとりと雨降る梅雨の午後な感じもした。窓を開けて聞くとCDの音と外の音が見事に融合します。ちょっとしたサプライズ>_<!

       

夏!ダンスミュージック'07

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夏になるとダンスミュージックが心地良いですね。ここ最近のフレンチダンスミュージックは充実度が高いです。

ダフパン・エール・ジャスティス・キツネ・タクティール…さくっと思い浮かべてもこの位出てきます。中でも今年の夏は「ジャスティス」ではないでしょうか?ヒットした「D.A.N.C.E 」は最高に踊れる音楽!80年代っぽい音とサンプリング!やられました>_<!PVも最高に面白い!チェックするべきです。ボーナストラックのREHEARSAL VERSIONの方が好きかな?

ケミカルも相変わらず良い音してますね。
夏、ロックフェス、と来たらケミカルですよ!個人的にはフジロックで3回見ているのでもう十分ですが、また見ても良い感じ。

最近のケミカルの音は贅肉が削ぎ落とされてソリッドな感じ。一音一音が重くガツンときます。「star guitar」のような心地よいダンスチューンも良いですが、前作の「BOXER」の飾り気のないサウンドも好きです。NO MUSIC NO SUMMER?

       

音と記憶

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五感に響くものは全て記憶と結びつくものですが…今回は音と記憶について思ったことを書きたいとおもいます。ふと、無意識に懐かしくなる”音”ってありますよね。一瞬、何の音か分からなくて「何だっけ何だっけ」と思い出して「あ〜昔よく聞いたあの音だ!」的な感じに…

僕にとって、そういう音の1つがファミコンのチープな電子音です。小学2年生の時ファミコンを買ってもらって以来かなりのゲーマーでした。(笑)ほんとに沢山の良いゲーム・クソゲーをやったものです。(でも外でも沢山遊びました…)

やっぱり世間一般で言われている事は正しく、幼少期の影響は計り知れません。流行の音楽を卒業して自分の好きな音楽を聞く様になったのは18歳位から、ロック・ジャズ・ダンス・テクノ・ポップス・クラシック少々と沢山のジャンル音楽を聞きました。どれも素晴らしい音楽なんですが、無条件で(何となく細胞レヴェルで)反応してしまうがテクノでその中でもテクノポップ(日本では)と呼ばれる時代の音楽です。

具体的には70年代後半〜80年中盤に掛けて活躍したクラフトワークYMOの音です。この時期はゲームウォッチ全盛・ファミコン世がに出た時期と丁度重なります。

「プチッ」「ピコッ」「ザッ」「ピンッ!」「ヂュ」など、チープな8ビットCPUの音源がなんとも心地良いのです。この音はゲームボーイでは忠実に受け継がれてますね…(余談)素っ気なく、無機質なこの音になぜか体温を感じてしまうんです。多分この音を二十歳前後に沢山浴びたとしても、そういう感情には至らないでしょう。小学生の低学年の柔らかい頭の時だったからですね。

そんな経緯もあってクラフトワークやYMOの音楽は完全にリアルタイムではないのですが、大好きなのです。その理由は…勝手なイメージですが、いつまで経っても近未来の音楽。近未来って未来と違って手が届きそうだからワクワクする。遠足3日前みたいな感じで…

それと、新しいテクノロジーを使っているのに、まだまだヒトの多くの介入無しには全然安定しないシステム。ロボット的なクセに人間臭ささを感じる雰囲気が心に引っかかるのでしょう。

好きなゲーム音楽ベスト3!
1位バルーンファイト   2位忍者ハットリ君   3位グーニーズ


好きなテクノポップベスト3!
Behind The Mask:YMO   Autobahn:kraftwerk   high school lullaby


       

高木正勝「Private/Public」

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映像・音楽家の高木正勝のライブアルバムがでました。リリースパーティーやちょっとしたイベントでのライブは見た事ありましたが、ちゃんとしたライブで見た事はありませんでした!でも、音源で聞けるだけ有り難いです。

本作は、2006年10月27日(金)、28日(土)、29日(日) ラフォーレミュージアム原宿にて行われたライブの模様です。ピアノの音(響き)がどうも…?と、FUDGEのコラム「Life never ever like before」内で記してあったんですが、CDで聞く以上は普通に良く聞こえます。

「Bloomy Girls」、UAが参加した「Grace」、カラオケカークのコンピレーションに入っている「Mio Pianto」…新作や未発表曲も沢山入っていのも嬉しいですね。その他にも「Exit/Delate」、最近の定番「Girls」(公文のCM曲)「rama」「Light Song」と素晴らしいラインナップ。

僕が高木さんの事を知ったのはHMVの試聴機ででした。ちょうど「ジャーナル・フォー・ピープル」が出たばかりだから、’02年。ヘッドフォンをした瞬間から「あぁ、やられた〜」これスゴい!とすぐに分ってしまいました。こんなアーティストを待っていた!CDジャケットのセンスも良く。しかもその時は映像もやっているとは分らず…その後の活躍は皆さんご存知の通りですね。ご本人と何回かお話した事があるんですが、人柄がそのまま作品に滲み出ている感じがしました。

本作はライブアルバムなので映像の方が見られないなが残念ですが、音楽だけでも十分すばらしです。ちょっと前にアップルのサイト「Pro 事例」にてに高木さんのことが紹介されていました。

それにしても「Girls」は最高ですね。この曲についてのエピソードを仙台に来ていたときちょっと言ってました。映画「ピアノレッスン」の中に好きな曲があって、そんなイメージで作ったのだと…

このライブアルバムについてはwebマガジン「Shift」内で詳しく紹介されてます。オフィシャルwebサイトはコチラから。

       

「しずかな くうかん」by 193

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「しずかな くうかん」

目を開いた瞬間から、ぼくらのまわりはいつも動いている。
それはどうしても止める事のできない時間の流れである。
一杯のコーヒー。「ふぅ…」
その一瞬はとても「しずかな くうかん」心と体がしずかに感動している。
いつもの角を曲がった瞬間。気分が良い朝の瞬間。季節が変わる瞬間。
止めることのできない日常にも、しずかに感動する瞬間が存在している。
日々の中で…一瞬の感動を写真におさめました。

いつも仙台のカフェ「モンサンルー」と「アップルストア仙台一番町店」で開催している写真展「日々色」が今年も開催される運びになりました。今回からは各々テーマを決めて、より作品の完成度の高いコンセプチュアルな展示になりそうです。私193のテーマは「しずかな くうかん」にしました。

写真展で発表しようと写真をピックアップしていると自然にこの「しずかな くうかん」という言葉がでてきました。「しずか」とはただ単に無音ではなく。喧噪の中にいても一瞬心を奪われて、周りの騒がしさが耳に入らなくなる…と言う感じ?(ちょっと分かりにくいですね…)

ちょっとした感動の瞬間みたいな感じです。自分がどんな時シャッターを押したくなるんだろう…?と改めて考えてみたら、日常の中でのそんな感じ(ちょっとした、ほんのちょっとの感動)だったんです。圧倒的な風景や凝った構図の写真は殆どなく、どちらかと言うと、どこにでもある物や風景を観察して、違った見方や角度を自分なりに考えてシャッターを押しているんだなーと思いました。

そんな写真展「日々色’07」は…
展示:カフェ モンサンルー(05/20〜06/01)
スライド:アップルストア仙台(06/02,14:00〜15:00)

http://www.lifesketch.jp/hibi/

       

ビョーク「Volta」

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bjorkの新譜「volta」がついにでましたね。取りあえずアートワーク最高っす!アートワークはパリの「m/m」と言うデザイン集団みたいです。取りあえず、感想など綴ってみたいとおもいます。

#1「Earth Intruders
このアルバムの1stシングルで、プロデューサーは90’s末以降のHip Hop/R&Bのサウンドをがらりと変化させたティンバランド。(以降#4,#8も担当)民族音楽調のリズムにビョークの伸びのある声、中盤のちょっとカワイイフレーズが印象てきですね。このエネルギッシュなアルバムの1曲目にはぴったり!

#2「Wanderlust」
プロデューサーはお馴染みのMark Bell氏で、彼は90年代のテクノを語る上で重要人物。1曲目の勢いをそのまま受けついた感じの沸々としたリズムとラッパの音。最後にサイン音と波の音が次の曲へ…。

#3「The Dull Flame Of Desire」
こんなイントロは今まであまりないのでは?男声とビョークの掛け合いが深さをだしている(特に後半がスゴい!)。「ダンサー・イン・ザ・ダーク」のサントラ「セルマソングス」に辺りにも通じる音楽。

#5「I See Who You Are」
ちょっとブレーク、しずかな曲です。中盤から中国琵琶奏者のMin Xiao-fen(ミン・シャオ・ファン)演奏が入っていてアクセントとなっております。ビョークの曲作りには国境はもちろんジャンルと言った垣根もないです。

#7「Pneumonia」
この曲からはマイナスイオンが出ています。前半の水が滴る音…大きな森の中で朝を迎えたような感じ。リズムがないせいか、どこまでも広がる朝日もイメージできる。

#9「Declare Indepndence」
Mark Bellっぽいですね。このソリッドなリズム…ビョークの声と良い意味でケンカしているみたい。後半は一瞬、アタリ・ティーンネイジ・ライオットみたいにまで絶叫!

#10「My Juvenile」
最後はしっとりと…ここら辺は「Vespertine」を彷彿させる音楽ですね。

本編はここで終わって、日本盤にはボーナストラックとして「I See Who You Are (Mark Bell Mix)」が入っています。

       

ARABAKI 07

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本日(4/28)、アラバキロックフェス’07に行ってきました。ハッキリ言って、1日目が濃い!そして内容もかなり濃かったです。早速レビュー!

12:30〜「東京スカパラダイスオーケストラ
いつも通りの熱いラッパ吹き集団の熱いライブ! 一杯目のビールを共に楽しみました。

14:00〜「CHARA
1曲目から♪「Junior Sweet」(確か?)しかもスカパラメンバーもちょっと絡んで…この時点で涙腺が緩み始めて。 2曲目、新曲♪「FANTASY」のイントロが聞こえた時点で号泣でした(笑)この時点で元を取った! 来て良かったと思ったのもつかの間…なんとなんと! ♪「Swallowtail Butterfly 〜あいのうた〜」もやっちゃった! このときはもう至福な状態。天気も良いし、2杯目のビールも良い感じに体をかけ巡ってました。
その他にも♪「しましまのバンビ」「やさしい気持ち」など、ファンにとっては嬉しい選曲で…ごちそうさまでした。

15:00〜「THE HALLO WORKS(スチャダラ&SLY MONGOOSE)」相変わらずの奴らによる、相変わらずの音楽。やっぱスチャダラ節は30前後の渋谷系を通った奴らには、猫に木天蓼(またたび)状態で非常に気持ちよく…かんぺきなゆるゆる状態!最高!

16:05〜「ホフデュラン」
後半ちょっとだけ見ました。名前は思い出せないけど知っている曲やっていたね〜。

17:10〜「TOKYO NO,1 SOUL SET
これも、ヒット曲満載でほんと良かった!曲名とかあんまり分かんないでど、体が知っていて踊りました! 取りあえず♪「Sunday」「JIVE MY REVOLVER」「ロマンティック伝説」は演った。多分!音量も良くって良かった!

18:20〜「ROVO
あの世界観は素晴らしい!ちょうど暮れてきたところだったから、なおさら世界に引きずり込まれそうになりつつ… 次のステージへ足を…

18:45〜「ハナレグミ
やっぱり上手いね〜。永積くん。いや〜ほんと良かった。♪「家族の風景」やってくれました。初です!生で聞いたの!泣きました。そんでちょちょっと演って、ここからコラボタイムに突入!ソウルセットのビッケと♪「ナタリー」
そのあと、「これからみんなが思わず口ずさんじゃう曲やっちゃうよ!」と、永積くんが言うとなんとスチャダラがステージに登場!そんでそんで、なんと「今夜はブギーバック」!いや〜、これには参った>_<!

想定外の出来事で、大人げなく暴れてしまいました。 言葉にはできません。感無量!
これで¥8000は安い!