先々月、「“曜日”でひも解く名曲たち」というエントリーを書いたのですが、今度は音楽にとってなくてはならないPVについて…「10年経っても色あせないPVのまとめ」としてちょっと独断と偏見でまとめてみました。名曲に名PVアリ!しばしお付き合いください。(時系列で並んでおります)

アンダーワールド「Rez」1993年

ただただカッコイイ!tomatoワークス。ライブではスクリーンに投影されてさらにカッコいい!1999年@Fuji Rock white stageを回想。至福の一時でした。

ジャミロクワイ「Virtual Insanity」1996年

言うまでもなく金字塔!とにかく曲もPVも色あせない。SonyのMDを思い出します。我が部屋には瀕死「DHC-MD919」アンプとスピーカーのみ現役続行中!ミニコンポとしてはスペック/デザイン最高峰と脱線トーク。

華原朋美「I’M PROUD」1996年

当時かなり流れていた記憶があります。派手ですが完成度が高いPV。名曲!

真心ブラザーズ「拝啓、ジョンレノン」1997年

真心熱演PV。喧騒の中を走っているサビのシーンが記憶に根づいている。当時はPVと言ってもCDTVとかで一瞬しか見られなかったしな〜全編を見たのはごく最近の出来事。

ビョーク「All is full of love」1997年

クリス・カニンガムの最高傑作。当時の技術でこれほどのクリエイションを達成したの脱帽です!約15年前の作品、色あせるどころかますます輝きを増し続けている。個人的に一番好きなPV。

thee michelle gun elephant「バードメン」1997年

コレ見たくてビデオクリップ買ってしまった(゚д゚)。そう、まだこの時代はビデオ現役。いま見てもかっこよさ変わらんな〜ミッシェルにのめり込む決定打のPV。いろいろ思い出す。

PV カジヒデキ「ラ・ブームだってMY BOOM IS ME」1997年

カジくん、最近聞き直しているんだけど良い曲が多いんだよね〜そんな中、イメージを決定づけたPV。

ピチカート・ファイブ「大都会交響楽」1997年

ピチカートも名PV多いから選ぶの大変×_×!曲もド・ストライクのモノをチョイス。日本一”オシャレ”という言葉が似合うバンドだ。

Beastie Boys「Intergalactic」1998年

当時、おー東京がロケ地だ〜と喜んだ名PV。個人的にはココらへんのビースティーが一番好きだな。

サニーディ・サービス「今日を生きよう」1998年

このいかにもサニーディ的モラトリアム感!うどんのような飽きのこない曲とPV。地元もおばちゃんが出てくる2番あたりなんかヤバすぎるくらいの癒し。当時でこの感覚は新しかった。

椎名林檎「本能」1999年

モラトリアムと言ったら椎名林檎。このPVはみんな好きでしょう。決定的な完璧PVに脱帽。

ブラー「coffee+tv」1999年

とにかくカワイイすぎる!全世界にこのPVのファンがたくさんいる〜コスプレしている人も〜「coffee+tv」なのにミルク君。バイクから降りた後、イチゴミルクちゃんを発見したときのステップにキュン。最後は一応ハッピーエンド…良かった。

UA「プライベートサーファー」1999年 AD:田中秀幸

ハイスピードカメラを駆使した本作。商店街を走るシーンも好きだが、最後のバスに載っている光の具合がグッとくる。

ナンバーガール「透明少女」1999年

向井秀徳のイラストをモチーフとしたPV。2000年代後半にけっこうこの手の表現増えてきますが、これは早かったね。デビュー曲。大好きなバンドだった。

スーパーカー「BE」1999年

良い子は見てはいけません。曲、コンセプトともにシンプル。トーンダウンする中盤の映像とのシンクロが効果的。

Daft Punk「One More Time」2000年

この年はこの曲一色だった〜全然飽きない!全世界的なアンセム!

ロイクソップ「Poor Leno」2001年

かわいそうなLeno君のお話、やっぱりキャラクターかわいいな〜

ロイクソップ「Remind Me」2001年

グラフやデータをリズミカルに表現した逸作!ロイクソップは楽しい〜

スーパーカー「STROBOLIGHTS」2001年

コッチのスーパーカーのPVは良い子用。マリオネット(特に動物)が愛くるしい…曲も申し分なく+4愛。

BUMP OF CHICKEN「天体観測」2001年

時代を奏でる青春ソング。カッコいい。泣ける。

コーネリアス「Drop」2001年

コーネリアスらしい作品。シンプルなシンクロってグッとくるよ〜

高木正勝 Takagi Masakatsu – Light Park #2「jfp」2002年

完璧にヤラレタ!コレ以降、高木ワールドにハマっていくのでした。ただただ美しいサウンド&ムービー。

ケミカル・ブラザーズ「Star Guitar」2002年

このミニマムな映像、ループで見れます!しかも曲のタイミングにあわせて映像もシンクロしているのが気持ちいい。ケミカルの中でもベスト3に入る名曲です。→比較的解像度の高い映像はコチラ

オウテカ「Gantz Graf」2002年

翻り、ソリッド&硬派サウンドビジュアル。オウテカもスゴイがこの音を具現化したクリエイターもすごい、相乗効果がもっとも高いPV。90年代のテクノ系CDカバービジュアルを映像化したような作品。ド・ストライク!

椎名林檎「真夜中は純潔」2002年

実はこれ、実写で撮影する予定だったが途中で妊娠発覚でアニメになったみたいです。アニメはアニメでクオリティー高い!実写も見てみたい。デキル女だ。

キセル「ベガ」2002年

寂しさ中にある温かさ、こんな感じのアニメーション好きだな。キセルはキセキだ!

ジ・オーブ「FROM A DISTANCE」2003年

どう見ても親日家のThe Orb(英)×宇川直宏×ドラえもん×LADMUSICIAN。いつものアンビエント路線からポップ路線へ。2000年くらいにThe Orbことアレックス・パターソンが来仙した特を思い出す〜ドテクノのDJプレイに少しガックリだったけど本物をみれて最高でした。

YUKI「センチメンタルジャーニー」2003年

個人的、野田凪(Dir)の最高傑作。このあとイギリスのコカコーラのCMでも同じコンセプトで飛躍してたな〜。イントロのベース音良し。

ゆらゆら帝国「夜行性の生き物3匹」2003年

このPVはゆら帝にしかできない。最高に素晴らしいバンド。やりきった!ゆら帝もたくさん名PV有りすぎて大変!

EGO-WRAPPIN’「くちばしにチェリー」2003年

前作の「色彩のブルース」のPVと迷ったけどコッチをチョイス。エゴラッピンのライブはいつも最高に盛り上がるね〜

高木正勝 「Girls」2004年

高木さんの金字塔!これ以上に美しい曲と映像は、なかなかお目にかかれない。ライブで弾くバージョンより、オリジナルの弾き方のほうが好きだ。

電気グルーヴ「弾けないギターを弾くんだぜ」2004年

2:20で人生走馬灯。このまとまりはスゴイ。七転び八起き。結局ギターだぜ。

YUKI「長い夢」2005年

YUKIちゃん2本目。ゆきんこのワクワクアドベンチャーランド。サビのうさぎのポッピング最高!別れるシーンも胸キュンです。ウェブと連動している世界観が新鮮だった。

コーネリアス「wataridori」2006年

こっちは淡々と進むロードムービー調。打たれるシーンにハッとしました。グルビ最高!

ポリシクス「I My Me Mine」2006年

度肝を抜かれたPV。ストロングマシン2号の出世作?ポリは名PV多いです。

Justice 「D.A.N.C.E」2007年

もう3年経つんですね。フランス勢のいきおいは留まることをしりません。シンプルなアイデア素晴らしい。

原田知世「くちなしの丘」2007年

とにかく癒される。原田知世(歌)×キセル(曲)×ミナペルホネン(服)×Bluemark(Dir)。ループでどうぞ。

HALFBY「STAR TRACK」2007年

心地よいグルビワールド。曲とのマッチングが上質。お洒落ラウンジチューン。この角度は洛中洛外図屏風の如く日本人の距離感・遠近感。

ポリシクス「Computer Obachan」2007年

怒涛のモーションタイポグラフィー!これでもかと言うくらいの〜。良いカバーだ。

ミドリカワ書房「誰よりもあなたを」2007年

この世界観、流石、ミドリカワ書房さん×児玉氏。同氏のりんごガールも良い。

THE BACK HORN「美しい名前」2007年

美しいです。高解像度でみたいですね。炎のゆらめき。サビの入りがグッとくる。曲とのシンクロも見どころ。

コーネリアス「gum」2007年

ジャジャジャジャジャジャジャジャじゃジャジャジャジャ、い。あ。い。ブンじゃじゃジャジャジャジャじゃ〜

東京事変「キラーチューン」2007年

椎名林檎の良さを200%出し切っているPV。雨も美しい〜

電気グルーブ「少年ヤング」2007年

80年代は最強だ!洗練度が独特。80年代の良いとこ取りのズルイPV。流石はピエール氏。

SOUR 「半月」2007年

ノスタルジー満開。このクオリティーまねできないな〜(‘-‘*)♪中盤の星のシーン脱帽〜

曽我部恵一BAND「魔法のバスに乗って」2008年

下北沢LOVEのPV。ドラムは街を叩いてリズムをとる。曽我部は本当に音楽が好きなんだな〜最近のカバーアルバムの中「サンデー・モーニング」も最高だった。

ミドリカワ書房「恍惚の人」2008年

社会派、ミドリカワ書房。「痴呆症」をテーマにした傑作。コレをテーマにしたポップスは稀ですね。感情移入してしまう方もおられるでしょう。

ボノボ「someway」2008年

手書き・漫画風PV。やっぱこの表現はすきだ。と思いノミネート。

安室奈美恵「NEW LOOK」2008年

完璧すぎるPV。コレまた児玉氏。ポイントの押さえ方が尋常じゃない。

RADWIMPS「オーダーメード」2009年

RADWIMPS、けっこうPV凝ったものが多いですね。コレが好きです。

サカナクション「アルクアラウンド」2010年

今年に入って、サカナクションを決定的にした名曲とPV。リアルなモーションタイポ的な表現に脱帽です。ライブ行きたいな〜

椎名林檎 「都合のいい身体」2010年

ディズニー調の椎名林檎。

Perfume 「ナチュラルに恋して」2010年

パフュームもたくさん良PVあるけどコレにしました。

90年代以前のモノを軽く…

art of noise「Legs」1985年

おそらくこの曲を知らない人はいないでしょう〜。art of noiseと言えば「Moments in Love」が有名ですが、日本ではコッチのほうが浸透度が高い。

Klaus Nomi「Simple Man」1982年

度肝を抜かられたPV。笑わないで見てください。名曲です。

最後に…

この記事を書く上でけっこうPV見ました。もっともっとたくさんあるんですが、キリがないのでこのへんで…しかし、後半は児玉さんの作品ばっかりだ。天才としか言いようがない。海外勢の勉強してなかった…
たくさん見た方、お疲れさまでした。