話はちょっと変わり、最近ますますカバーブームですね。

結構みんな出してますね。「徳永英明(独り勝ち)」「山崎まさよし」などなど、一枚丸々カバーも良いもですが、ニューカマーのアーティストがオリジナルアルバムに、自身が好きな曲のカバーを入れるのはとてもとても良い表現だと思います。(特に有名な曲は…)
名曲(有名な曲)は、ある程度みんな知っていて、共有できるイメージです。

それの性質を上手く使い、アレンジで自分のカラーを表現する。少なくともリスナーは安心して聞く事が出来ると思う。リスナーは新しいアーティストと対峙する時は、自分と共通する部分を探しながら聞くんだろうと思います。そこに、ある程度共有できるイメージ(カバー曲)を忍ばせる事によって、リスナーは簡単にそれを見つける事ができる。

この総表現情報過多時代で、ある程度皆に聞いて欲しいと思うのなら、これはとても有効な手段ではないでしょうか?ま、そこら辺は音楽を売る際のマーケティングに既に含まれているとは思いますが…

沢山ありますが、幾つか例を上げると…
ホセ ゴンザレス「In Our Nature」♫「Teardrop」by massive attack
小沼ようすけ 「Nu Jazz」 ♫「クリープ」by Radiohead

今後益々、スタンダード(広くよく知られたもの)の存在感が強くなっていくでしょう…